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2013年3月17日 (日)

2013世界フィギュアスケート選手権_キムヨナSPプロトコル分析

2013世界選手権目次は → こちら

 
2013世界選手権_キムヨナSPプロトコル分析
 
世界選手権のヨナちゃんのSPのプロトコルを分析するために比較対象となるSPを考えたのだけれど・・・。
適当な対象がない・・・B級大会や国内大会はもちろんだめ。
となるとあれしかない、ということで、バンクーバー(78.50)と比較してみることにした。
 
といっても、バンクーバー時と今ではルールに変更があり、そのまま単純には比較できない。
 
スピンやステップのレベル取得条件なども違っているけれど、そこまではプロトコルからは分からない。そこで、とりあえず、各要素の基礎点と、GOEの掛け率を変更して計算し直すことにする。
 
バンクーバーのヨナちゃんのSPの簡易プロトコル
 
1. Yu-Na KIM(Korea)
12.00 10.00 2.00 3Lz+3T
6.70 5.50 1.20 3F
3.50 2.70 0.80 LSp4
5.40 3.40 2.00 SpSq4
5.10 3.50 1.60 2A
3.50 3.00 0.50 FSSp4
4.00 3.30 0.70 SlSt3
4.50 3.50 1.00 CCoSp4
78.50 44.70 33.80 0
 
78.50。歴代世界最高。2013四大陸選手権の真央ちゃんの74.49と較べても+4.01。
はるか高みにある・・・
 
基礎点&GOE掛け率変更後
1. Yu-Na KIM(Korea)
11.50 10.10 1.40 3Lz+3T
6.14 5.30 0.84 3F
3.50 2.70 0.80 LSp4
5.40 3.40 2.00 SpSq4
4.43 3.63 0.80 2A
3.50 3.00 0.50 FSSp4
4.00 3.30 0.70 SlSt3
4.50 3.50 1.00 CCoSp4
76.77 42.97 33.80 0
 
基礎点は2Aが後半になることもあり、大差ないが、ジャンプのGOEは大幅減となる。
結果、SPの総得点は76.77になる。
 
さらに、現在ではスパイラルシークエンスは廃止されている。
その分、トランジションやスピン・ステップに時間を使えるのでそちらにプラスされる分があるかも知れないが、これもプロトコルからは分からないので、乱暴承知で単純にスパイラルスシークエンス分の得点を除いてみる。
 
1. Yu-Na KIM(Korea)
11.50 10.10 1.40 3Lz+3T
6.14 5.30 0.84 3F
3.50 3.00 0.50 FSSp4
4.43 3.63 0.80 2A
3.50 2.70 0.80 LSp4
4.00 3.30 0.70 SlSt3
4.50 3.50 1.00 CCoSp4
71.37 37.57 33.80 0
 
スパイラルシークエンスの得点は5.40だから、それを引くと、71.37。
真央ちゃんの74.49より、-3.22だ。
もちろん、無茶な計算をしていることは十分承知しているが、現在から見ると、78.50という途轍もない数字が示すほどには「途轍もない演技」ではないと言うことは確かだ。
 
これと、今回のヨナちゃんのSP
 
1. Yuna KIM(KOR)
11.50 10.10 1.40 3Lz+3T
5.10 5.30 -0.20 3F e
3.23 2.80 0.43 FCSp3
4.49 3.63 0.86 2A
3.11 2.40 0.71 LSp3
5.00 3.90 1.10 StSq4
4.36 3.50 0.86 CCoSp4
69.97 36.79 33.18 0
 
を較べてみる。
要素別に
世界選手権 -バンクーバー修正値
を計算してみると
 
+0.00 (+0.00 / +0.00) 3Lz+3T
-1.04 (+0.00 / -1.04) 3F
-0.27 (-0.20 / -0.07) FCSp3
+0.06 (+0.00 / +0.06) 2A
-0.39 (-0.30 / -0.09) LSp3
+1.00 (+0.60 / +0.40) StSq4
-0.14 (+0.00 / -0.14) CCoSp4
-1.40 ( -0.78 / -0.62 / 0)
 
3Fで落とした分ステップで稼いでいて(レベルが取りやすくなったことは確かで、その分本来はバンクーバー修正値を加点すべきだろうが)、後はスピンで少しずつ落として、TESでは-0.78、PCSでは-0.62で、計-1.40。
これだけのブランクがありながら、ほぼノーミスで絶頂時に近い演技ができているのは本当に素晴らしい。「さすが」としか言いようがない。
フリーでもノーミスで200点を越える可能性も十分にある。
 
しかし、ヨナちゃんが休んでいる間に、真央ちゃんやカロリナは必死に努力して格段の進歩を遂げているのだ。今回はSPでミスがあったが、2人がパーフェクトの演技をすれば、楽に200点を越えてくるだろう。
 
ヨナちゃんはそれをひっくり返すだけの力があることを果たしてFSで示すことができるだろうか。

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